日記など

週末は実家に帰って、両親と兄夫婦と姪っ子(6)とバーべーキューしてました。

他所の子どもはすぐに大きくなると言いますが、正月に会ってから半年強ですっかり大人になってまして、どうぶつ将棋で3連敗しました。

あと、なぜか「ゴーヤ」というあだ名を頂戴しました。なぜなんだ。

 

 

あいまに「昭和陸軍全史1」(川田稔)を読了しました。

いや、これはなかなかの労書ですね。

昭和史は大学受験で勉強したのと、あと一般向けの簡単な本を読んだ程度の門外漢ですが、知らないことを色々と学べました。

たとえば、若槻礼次郎内閣って、満州事変の不拡大方針を掲げながら軍部(関東軍)の独走に引きずられて拡大を制止できないうちに総辞職して放り投げたっていう印象があったんですが、実際には、陸軍の宇垣(一成)派と連携して、ほぼ押さえ込みつつあったところ、政友会内部の対立で閣内不一致・総辞職をせざるを得なかったのだとか。

他にも、たとえば若槻内閣総辞職の後で、元老西園寺公望が、再度、若槻を推薦したり、または5・15事件で犬養毅首相が暗殺された後で、再度、政党人を推薦していれば…など、昭和陸軍の「暴走」は、思っていたよりも偶然の産物であって、「あのようでない昭和史」というのも十分ありえたのだなと思いました。

 

本書は3部作の1で、満州事変を詳述して終わりました(永田鉄山石原莞爾の戦略思想も概略されてますが。)。2は未だ買ってませんが日中戦争、3は太平洋戦争だそうで、楽しみです。